アパレル不況はこれから本格化。救いはある?膨大な在庫処分競争の激化

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話題

緊急事態宣言が解除になりようやくショップが再開しますが、アパレル不況はこれから本格化するのだろうな…と思います。

STAYHOMEの影響で、
アパレル業界の流通に大きな変化が生まれています。

しかも、これからまだまだ、不況が本格化しそうな雰囲気。

会社で仕事ができるのってほんとありがたい

救いはある?

考えてみたいと思います

外出する人激減でアパレル不振…まだまだ苦しい業界事情

緊急事態宣言が解除になりようやくショップが再開します

4月から5月末までのSTAY HOME…

この期間、各地で百貨店や、ショッピングモールが閉鎖。

私はメンズやユニセックスのTシャツをデザインする仕事をしているんですけど、

私たちの取引先もGW前に突如出荷停止!

ショップが閉鎖するので荷物を送らないでと、
各取引先のバイヤーから指示が出ました。

結果…、

せっかく上がってきた最新の夏物が販売できるところは、

地方の個店ショップや、ECサイトのみ

..と言う状況が続いていました。


通常なら…

GW前が一番、夏物衣料が売れる時期。

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出荷も忙しくて、GW前は企画のメンバーも倉庫に手伝いに行く..

それが盛況時のアパレル4末…

3月から半袖の商品が立ち上がり、実売はGW明けまでがプロパー(定価)で売れるピークなのですが…

ちょうどその時期に「緊急事態宣言」が発令。

百貨店が閉まる、モールが営業しない…

ということで、多くのメーカーが「出荷停止」

夏物の一番売れる時期に、「STAY HOME」で外出禁止…

結果、

「外出しないから、新しい服が売れない」

という事態になっています。


どこにも出かけられないから、去年の服でいいや!と言う人

どこにも出かけないから、ジャージでいいや!と言う人

今年はそんな人が多くて、今までと比べても、ジャージやスウェットパンツが売れているそうです

アパレルメーカーやECサイトの倉庫がパンク寸前

まさかの出荷停止で、アパレルメーカーの倉庫は今目一杯商品が入っている状態です。


ユナイテッドアローズなどのセレクトショップは..

自分のショップ店舗で販売ができないと言うことで
ZOZOタウンなど、ECサイトへの出品を強化

今までは、
ブランド品の値段を下げると、価値が下がると言うことで
ウトレットモールでしか販売していなかった、
ブランド名を冠した低価格帯の商品なども、
バンバンECサイトで販売を始めるようになっています。

アウトレットメーカーの、ブランド品のアウトレット品..



ご存知の方も多いと思いますが、

アウトレットモールの商品は、ショップに並んでいるブランド品の売れ残りばかりではなくて、アウトレット用に発注して生産しているんですよね。

三井アウトレットパークなど、4月8日(水)~当面の間休業としてきました。

だから、売れ残ってしまうと..
ショップは膨大な量の生産をしているので困ってしまう..

その対策として急遽ECモール、

今や、おしゃれな服を買うならZOZOタウンと言うことで
ZOZOタウンへの出品が相次いだとのこと。

セールがスタートで値下げ合戦間も無くスタート

どこのメーカーもとにかく過剰な在庫が積み上がっている…

その上、

緊急事態宣言が開けてみれば、すでに6月…

早いところでは、6月から
例年はバーゲンセールがスタートします。

正直…

私も、服はできれば安く買いたいな…と思うので
バーゲンで安く服が買えるのは嬉しいんだけど、

メーカーにとっては…

せっかく生産した洋服が、販売開始になって速攻半額とかになってもらっては、

…利益、全然出ない!

しかも、どこのブランドも在庫が過剰で、

投げ売りするメーカーが出てきたら..これ一気に値崩れするに違いない..

ユニクロだって、GUだって

店舗見に行くと大量の在庫の山ですからね…

オンワードが1400店舗を閉鎖したり
レナウンやキャス キッドソンの日本法人

が破産したり、

すでに有名ブランドにも不況の影響が出ています。

在庫が積み上がっている上に、

一番の問題は……

すでに消費者マインドが変化してしまっていること。

かわいい、かっこいい服を着て出歩く…と言うことが
推奨されない世の中になっている…

飲み会はZOOMで

旅行には行けず

大学もオンライン授業…

サークル活動も自粛..


アパレル業界の不況はまだまだ今が入り口なのかもしれない..

救いはある?

アパレル不況は、まだまだ続きそうですが..
唯一の救いは、雇用調整助成金の助成金の支給期間が9月末まで延期になりそうなこと。

雇用調整助成金の助成金の上限が15000円に引き上げになることが先日総理の会見で発表されていました。

問題が多いと言われて言われているこの制度ですが
期間が延長になることで助かる会社や社員もかなり多いと思います。

今までは4月1日から6月30日までが、助成金を利用できる期限でしたが、

今回3ヶ月の延長で、9月末までが助成金の対象期間になることを検討している様子。

アパレルのショップに活気が出るまでは
もしかしたらショップの販売員も、短時間営業になって、シフトが少なくなるかもしれない。



私のように、店舗が休業で、問い合わせなどの業務が無かったために、随分先まで仕事が段取りよく終わってしまっていて、今出勤しても何もやることがない..


友人のように、すでに2ヶ月出社していない…

取引先が活発になるまで
仕事が相当薄い..

そういう人も雇用調整助成金が受けれる限りは、会社をやめなくて済む可能性が上がる。

雇用調整助成金の申請方法も以前と比べてかなり簡素化されてきている様子。


コロナ解雇はすでに5月末の段階で1万人だそうです。


企業にとっては
今いる人材をキープすることができれば
また人手が必要になった時に、求人募集をしなくても済む、

だけれども今は人手が余って仕方ない…

そんな場合に、少し人材確保を保留にしておけるのが

やはり雇用調整助成金のおかげだと思うので、それだけが今の所希望ですね。

結局、失業率が下がり
消費マインドが上がり
経済が活性化しないと、洋服は売れませんから..


景気が回復するまで、会社が持ちこたえること、
それしか方法がないのかなと思います。

早く雇用調整助成金1.5万円助成してくれる詳細を発表してくれないかな…

早く活気ある世の中に戻りますように






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